生ごみ処理機のタイプ別比較
生ごみ処理機には、ディスポーザを使用し家庭ごとの生ごみをその場で粉砕して水分とゴミに分離する「機械処理タイプ」と粉砕ごみを大規模な浄化槽で処理して排水する「生物処理タイプ」があります。発酵させたり加熱乾燥して生ごみを堆肥化する「コンポストボックス」も生ごみ処理機の一つのタイプです。
これら3タイプの生ごみ処理機のメリットとデメリットをまとめました。
メリットが一番多く、デメリットが一番少ないのが、キッチンカラットに代表される機械処理タイプの生ごみ処理機です。
キッチンカラット
(機械処理タイプ)
(機械処理タイプ)
メリット
回収ごみをリサイクルできる(汚泥が発生しない)
設置工事が簡単(浄化槽が不要)
維持管理が容易
処理ごみをその場で回収するため配管詰まりの心配がない
戸建て、オプション設置、既存住宅に設置可能
卵、貝殻、骨(魚、鶏程度)も処理可能
設置工事が簡単(浄化槽が不要)
維持管理が容易
処理ごみをその場で回収するため配管詰まりの心配がない
戸建て、オプション設置、既存住宅に設置可能
卵、貝殻、骨(魚、鶏程度)も処理可能
デメリット
流し台(シンク)下の有効スペースが減少する
設置が不可能なシンクがある(角形形状の排水口、引き出し型)
設置が不可能なシンクがある(角形形状の排水口、引き出し型)
生物処理タイプ
(ディスポーザ+浄化槽)
(ディスポーザ+浄化槽)
メリット
流し台(シンク)下に場所を取らない
集合住宅では浄化槽で集中管理のためゴミ出しが不要
集合住宅では浄化槽で集中管理のためゴミ出しが不要
デメリット
設置工事が大規模になる(地下に処理槽、専用配管の設置)
維持管理が難しい(排水管のつまり、除菌剤の使用不可、汚泥処理)
戸建て、オプションの設置、既存住宅への設置が難しい
地下の大規模処理槽は老朽化に伴う更新が大変である
維持管理が難しい(排水管のつまり、除菌剤の使用不可、汚泥処理)
戸建て、オプションの設置、既存住宅への設置が難しい
地下の大規模処理槽は老朽化に伴う更新が大変である
コンポストボックス
(バイオ式/乾燥式)
(バイオ式/乾燥式)
メリット
購入価格が極めて安い
設置場所を自由に選べる
設置場所を自由に選べる
デメリット
生ごみの分別・運搬が必要
臭い、虫の心配がある
バイオ(微生物)の維持管理に手間がかかる
骨、貝殻など処理できないものがある
粉砕していないので減容率は1/7~1/10
屋外型は冬場や雨の日の利用が不便
臭い、虫の心配がある
バイオ(微生物)の維持管理に手間がかかる
骨、貝殻など処理できないものがある
粉砕していないので減容率は1/7~1/10
屋外型は冬場や雨の日の利用が不便